ヨランア ヨランア Hay,Yo Yorang!

Episode 16 School Picnic

あまりにも、第16話がすばらしかったので詳細な解説ページを作ってみました。セリフの訳は、英語吹き替え版を基本に、部分的に韓国語版も参考にしてます。といっても、どっちもすべてのセリフを正しく聞き取れてるわけではないので、いいかげんな部分もあります。あくまでも、参考程度に思ってください。



まずは、サブタイトル。
原語版のサブタイトルを直訳すると「秋の遠足」。今回に限らず、原語版のサブタイトルロゴは、毎回こったデザインで好感が持てますね。

そして、いきなり挿入歌が流れるめずらしい構成。こうゆうのは今回がはじめてかな。


ヨランの家。ボール状のヨラン、なにごとかつぶやきながら、足や手を出し最後に頭を出す。おもいっきり巨大な目が印象的。実はヨランの登場シーンは、このシーンだけなので、精一杯サービスしてるのかも。その後なぜかみんなでフラダンスをはじめるが、この動きもいい感じ。


そして、こんな日は小さな体じゃ嫌だとかなんとか言いながら、ヨリンに変身!変身バンクの後、自然なカット割で通常画面に戻るのがうまい。
「レッツゴー!」
「わー地上の秋って、とってもすてき!」


次は学校のシーン。
児童「起立、敬礼、アンニョンハセヨ」
先生「みなさん、おしずかに。明日は何の日ですか?」

一同「秋の遠足で〜す!」(あいかわらず、みんな個性的なデザインでよろしい。)
(一人はしゃぎまくる先生)
先生「動物園へ行って、動物を見たり、遊具器具に乗ったり、どう?おもしろそうでしょ?」

一同不満げ
トル「また動物園」
マニ「いっつも同じじゃん」
先生「なら、わたしたちだけ遠足に行かずに学校で授業する?」
しぶしぶ承知する一同。


学校からの帰り道

一人歩いてるヒョン。花屋のお姉さんが自転車に乗って近づいて来るが、それに気づかず先ほどのシーンを回想している。

先生「お母さんにうまそうな弁当を作ってもらいなさい」

ここでさらにヒョンが母との思い出を回想するのだが、挿入歌が入り雰囲気を盛り上げる。

いつのまにか、まわりに人がいっぱい
ばばあ「苦労したんだね」
じじい「かわいそうに」

どうゆうわけか、ヒョンの回想は頭の上で映像化されてるという謎の演出が。おもしろいけど、ちょっと強引か?
壊れるヒョン。

なにごとか企む3人の女たち。


ヨランの家。
ヒョンのためにキンパブ(のり巻き)を作るヨリン。

「さあ、はじめましょう」と言って、ぴょこんと跳ねるヨリンの動き萌え!こうゆう細かいアクションを入れてくれるのが嬉しいのだ。

実に大雑把で男らしい作り方だ!
「完成!」
ヨリン「どう、おいしそうでしょう?たべたいでしょ?」

で、結局自分で食ってしまうヨリン。その食いっぷりもすさまじいね。


一方こちらはパンウルの家。

ヨリンと違って、まともなキンパブを作ってるよ。将来はいいお嫁さんになるに違いない。嫉妬深いのが玉に傷だけど・・・。
で、うまそうに作るもんだから、ばばあに全部食べられてしまう。おそらくこの後、つくりなおしたんだろう。けなげです!



そして花屋のお姉さんもヒョンのためにキンパブ弁当を作って、届けようとします。

ヒョンの家の前。何を思ったのか、この人弁当と花とメモを玄関前に置いて、去ってしまいます。
メモ「あした、ヒョンにこれをあげてね。あなたのぶんも準備したわよ。カウン」
お姉さんの名前は、どうもカウンらしいね。
カウンさん携帯でヒョンパパを呼びます。

電話を取るパパ。カウンさんとわかると、急に二枚目風に変身。
パパ「カウンさん・・・はい、すぐ出ます。」



一方、こちらはプトゥ三兄弟。腹をすかせてヒョン家の前までやってきます。
末っ子「食いもんの匂いがする。キンパブだ!」
とびつく弟たちをプトゥが制し
プトゥ「おまえらは野良猫か?落ちてるもんを食うなと言ったろ。
先に、ほこりをはらわなきゃ!」

といって食い始める。そして、メモを見て、明日が遠足だと知るプトゥ。その時!
パパ「ミス・カウン」
プトゥ「人間だ」と言って逃げる。
かっこよく登場するパパ。
パパ「待たせてすまない。おや?なんじゃらほい。
空の弁当箱と・・・花?」


フォックス・ランド

一日の営業が終わって・・・
あれ、天上界にいるはずのソソとスリオンがいるよ!なぜ?
ソソがスリオンに向かって、「人が働いてるときに本読んでるとはなにごとじゃ」とかなんとか言ってる様子。

そして、あれれ、ひょっとして中の人?うわ〜ん、ウソだ〜!っていうか、比率がおかしいよこの絵。フォックスランドには不思議がいっぱいだ。


そして翌日

跳ねるように進むバスが愉快すぎる。
列の中にちゃっかりヨリンが紛れ込んでるよ。

ヨリン「ヒョン、来ちゃった」
ヒョン「あ・・・ヨリン」
パンウル「何であの子がいんのよ!」

しばらくはフォックスランドの楽しい様子が点描される。


ベンチで休息中のヨリンとヒョン

ヒョン「何で来たん?」
ヨリン「もちろん、ピクニックに来たのよ。動物園に来てみたかったの。ママのこと考えてる?」
ヒョン「何だって・・・うんママに会いたい」
ヨリン「とにかく、今日は私と楽しく遊びましょ!」

あいかわらず、豪快な作画だ。

不満げなパンウル。鼻息も荒い。
この鼻息から、次のシーンのヨランの家のホコリにつながるシーンチェンジがすばらしい。



ヨランの家を掃除中のエルビスとポドゥロンのドタバタ。大して面白くはないが、インターミッション的ギャグパートとして機能している。しかも、ここでヨリンのモッコリ(ネックレス)が発見され、ちゃんと本筋にからんでいくことになるとは、すばらしい。


フォックスランド
綿菓子を食うヨリン。

ヒョン「それ、でかすぎない?」
ヨリン「ううん、美味しい。美味しいもの食べると気分いいわ。」
その後、ヨリンとヒョンが楽しんでる様子がしばらく続く。ひたすら二人をストーカーするパンウル。


一方こちらはプトゥ三兄弟。

怪しいクマに対して、「スペシャル合体ビーム」の実験を行います。
結果は何とか成功した様子。

プトゥ「今日から我々が世界を征服するぞ、わはははは!」(ハート型に口が開いてるのに注意!)

そして、変な着ぐるみを着る兄弟。人間に怪しまれないためらしい。



ヨランにモッコリを届けようとしてるエルビスたち。


そして、3兄弟は、本を読んでるスリオンに出くわす。
スリオン、もう本を読んだからと、本を置いていく。
プトゥ「これは・・・マジック・フルート?」

本の中の精霊を出すプトゥ。


フォックスランド・サファリ

怪しげな動物たちでいっぱいだ。恐竜までいるぞ。
ヨリン「わー素敵」
パンウルの子分がレロレロしている。
席を立つヒョン。
パンウルにはこう見える。

チャンスと思い、弁当を渡そうとがんばる。しかし・・・
ヒョンは子分を注意しただけ。

なにごとかわめきちらすパンウル。

そのとき突然急ブレーキが。ずっこけるパンウル。

運転手「なんで木が倒れてんねん?」
運転手の顔が、エルビスに似ているが、何の関係もないらしい。

この間、後ろの方でちっちゃくなって浮いているパンウルに注意!芸細!

運転手、木をどかすため外へ出ようとするが、すでに動物たちに囲まれてる。
強行突破しようとするが、逆に別の木を倒し、余計状況は悪くなった。


モッコリをヨリンに届けようとしているエルビスたち。

突然、光はじめるモッコリ!なぜ?その時ヨリンの髪の毛がジワ〜っと短くなる。しだいに変身が解けているのか?大変だ!



一方バスの運転手は、これだけは使いたくなかったが・・・と言いつつ取り出したのは、携帯?救援を求めます。
ヒョン「何の音だ?」
車を揺さぶる動物たち。
ヨリン「ストーップ!」

ヒョン「あそこだ!」
ヨリン「プトゥ兄弟」

異常に高い木のてっぺんに3兄弟がいて、フルートを吹いている。この絵作りいいな〜。
どうやら、このフルートの音で動物たちを操ってるらしい。よくみるとちゃんと3人は耳栓してるね。
「疲れた」と言って吹くのをやめる次男。おとなしくなる動物たち。

ヒョン「あれが、精霊にちがいない!」
ヨリン「じゃあ奪わなきゃね!あら、私のモッコリが!」
ヒョン「どったの?」

ヨリン「モッコリが・・・」
今度は末っ子がフルートを吹き、動物を操る。

投げられるバス。ようやく到着したエルビスたちが、さりげなく動物たちにまぎれて、車を大きく投げ飛ばす。車はあさっての方向に飛んでいくが、ヨリンとヒョンだけ木のてっぺんまで放り投げられる。



この木の上のシーンでは、常に上昇気流で、ヨリンの髪が逆立ってるという凝りよう。否が応でも盛り上がる。
ヨリン「あら、どうしましょ」
ヒョン「アイゴ〜頭が」
ヨリン「ヒョナ〜大丈夫?」
ヒョン「ここまでとんで来たのか?」
ヨリン「そうみたい」
ヒョン「あそこ」と言って失神する。

ヨリン「ヒョナ、しっかりして、ヒョナ〜」

対峙するヨリンと3兄弟。かっこいい!
ヨリン「どうしよう、モッコリがないと何もできない・・・」
「おれたちには合体ビームがある」とかいうプトゥ
ヨリン「合体ビーム?」
その時、モッコリが輝き、ヨリンに尻尾が!

絶体絶命の大ピンチだ!その時、エルビスがモッコリを放り投げ、ヨリンがゲットする。同時に、生えかけてた尻尾がもとに戻る。ヨリンがモッコリを受け取るときのパースの効いた絵が、すばらしい。
三兄弟の合体ビームは、弟たちが何もしてないせいで、不発。


さあ、いよいよヨリンの反撃だ!どんな魔法を使うのかと思えば、ぼこぼこに殴るだけ?(直接描写はないけど)盛り上げるだけ盛り上げておいて、これか・・・。意表をつくけど、ちょっと肩透かし。
捨て台詞をはきながら空のかなたへ飛んでいく兄弟たち。


しめのシーン

ヒョン「動物たちは、元の状態に戻った。ヨリンがフルートを封印したに違いない。それは、ママのいない最初の秋の遠足だった。」

ヒョン「アッパ、何で弁当箱で食べるの?」
パパ「なぜって、この方が楽しいだろ?」とかなんとか言って終わり。